当館では、毎年春夏秋冬の季節にあわせ、江戸時代の交通やこの地方の歴史・文化に関する特別なテーマに基づく企画展を開催しています。
企画展 ええじゃないか
慶応3年(1867)7月、三河国渥美郡牟呂村(現豊橋市)で端を発した「ええじゃないか」は、伊勢神宮などのお札の降下を契機に村中が臨時の祭礼を行い、民衆が「ええじゃないか、ええじゃないか」などと囃しながら乱舞した社会現象でした。この現象は東海道を媒体として東西へ、伊那・別所街道を経て信濃へ伝播し、諸国で流行しました。
この展覧会では、江戸時代のお札降りから展開した「おかげまいり」とえ「ええじゃないか」にスポットを当て、幕末の民衆運動を紹介します。
会期
4月16日(土)~6月5日(日)
記念講演会「ええじゃないか」
〇開催日
4月23日(土)
〇時間
午後2時~3時30分
〇講師
当館学芸員
○申し込み
4月5日(火)午前10時から電話(☎0532-41-8580)にて申し込み
○定員
15名
ギャラリートーク
〇開催日
4月17日(日)
5月15日(日)
〇時間
午後2時~2時30分
〇講師
当館学芸員
○事前申し込み
不要
びはく移動展I こわい絵in HONJIN
この夏、豊橋市美術博物館のコレクションから選りすぐりの「こわい絵」が本陣にやってきます!妖物を描いた浮世絵から近代のシュールな幻想絵画まで、古今の「こわい絵」を集め、「こわさ」から作品を読み解くことで、秘められた物語や作者の想いに迫ります。異世界に変貌した本陣でひと夏の冒険をお楽しみください。
会期
7月2日(土)~8月28日(日)
月曜日休館(7月18日(月・祝)開館、19日(火)休館)
8月15日(月)は開館いたします。
企画展 高師の山の須恵つくり
豊橋市の南東部、東細谷から二川付近には奈良時代から平安時代の須恵器・灰釉陶器の窯跡が集中していて、平安時代の歌僧増基法師に「ただならぬ高師の山のすゑつくり 物思をぞやくとすと聞く」と読まれています。
東細谷地区では工業用地の造成に伴い深田古窯址群の発掘調査が行われており8~9世紀ごろの須恵器の窯跡が多く確認されています。本展では、深田古窯址群発掘調査の成果や周辺遺跡の出土品などを通して、豊橋地域の古代窯業の様相を探ります。
会期
9月3日(土)~9月25日(日)
月曜日休館(9月19日(月・祝)開館、20日(火)休館)
甦る名城 香川元太郎城郭原画展
香川元太郎は、我が国を代表する絵本絵本作家の1人です。また、もう一つの代表作として知られるのが、お城ををはじめとした「歴史考証イラスト」です。それは、日本の城や歴史の舞台となった場所の鳥観図や断面図を歴史学の専門家とともに考証し、描き上げた作品群です。
今回の展覧会では、豊橋市の吉田城など近年発表された新作を含め、城郭原画を中心に展示します。精密な描写で描かれた、日本の名城や歴史舞台をご堪能いただけます。
会期
10月1日(土)~11月13日(日)
月曜日休館(10月10日(月・祝)開館、11日(火)休館)
びはく移動展II Life is Journey
旅は生きる上での楽しみであり、日々の暮らしや人生に活力を与えてくれます。また、人生そのものを旅になぞらえるならば、私たち誰もが旅人といえるかもしれません。本展では、豊橋市美術博物館の収蔵する近世から近現代までの歴史・美術資料より、各学芸員イチオシの「旅」にちなむ絵画や工芸品をご紹介します。
会期
11月26日(土)~1月9日(月・祝)
月曜日休館(12月29日(木)~1月1日(日・祝)休館、1月2日・3日・9日は開館)
おひなさまと武者人形 ~柴田コレクション~
「柴田コレクション」は、浜松市在住の柴田宏祐氏が明治時代に士族授産で浜松市引佐町に入植した家の末裔から譲り受けた雛人形を中心に収集した雛人形や五月人形、土人形のコレクションです。平成31年から令和3年にかけて、二川宿本陣資料館に寄贈された貴重な人形の数々を一挙に展示します。
会期
1月28日(土)~3月12日(日)
※都合により、会期・内容が変更になる場合があります。詳細・日時等につきましては市広報をご覧いただくか、事前にお問い合わせください。