地域文人の旅-吉田宿・植田義方の旅日記から-(7/19~9/15)

 18世紀後半に活躍した植田義方(うえた よしえ)は、古市木朶(ふるいち もくだ)とともに俳諧吉田連の指導的立場にあり、吉田宿の文化をリードした人物のひとりでした。国学者の賀茂真淵(かものまぶち)とは親戚関係にあり、東北地方の風俗を記録し「日本民俗学の祖」と柳田国男から称された菅江真澄(すがえ ますみ)と交流があったことで知られています。
 吉田藩御用商人・吉田宿役人であった義方は、国学・和歌・俳諧・漢詩・能の太鼓など多彩な知識と趣味を持ち、学者や能役者と師弟関係を結んで活動するさまは、まさに文人とよぶにふさわしい人でした。本展では数多く残された彼の紀行や旅日記から、江戸時代の旅の様子を紹介するとともに、各地の知識人たちとの交流のあとをたどります。

 会期:令和7年7月19日(土) ~ 9月15日(日)

 地域文人の旅 チラシ(PDF:354 KB)

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日時:7月19日・8月23日 14時~
会場:企画展示室(参加無料、入館料のみ)