常設展

江戸時代の旅に出かけよう。

東海道の宿場町は先の戦火に焼かれ、また高度経済成長期を経て、その姿をとどめるところは少なくなりました。ここ二川には、幸いにも宿場町特有の町割りが残り、わずかですが江戸時代からの建物も現存しています。
当館は、貴重な文化財である二川宿本陣と旅籠屋清明屋を保存し公開するとともに、江戸時代の旅に関する資料を展示しています。二川の町並みとともに、ごゆっくりご覧いただき、江戸時代の旅の世界をお楽しみください。

2階展示室

宿場町の入り口を示す「見附土居」の石垣を過ぎると、旅姿の人々がみなさんをお迎えします。2階展示室では、「東海道」と「二川宿」の二つのテーマで展示をご覧ください。

東海道

関が原の戦いに勝利した徳川家康は、翌慶長6年(1601)から江戸と京都を結ぶ東海道に宿場を設置し、街道の整備を始めました。東海道五十三次といわれますが、この時同時に53箇所の宿場ができたわけではなく、最後の庄野宿ができたのは寛永元年(1624)のことでした。
このコーナーでは、近世交通の大動脈であった東海道を中心に、当時の街道の制度や宿場・関所などの施設を解説します。さらに、人々を旅へといざなった「道中記」や「名所図会」などの旅行案内、各地の名所を色鮮やかに描いた浮世絵や、旅の装束・道具・貨幣などを展示し、江戸時代の旅を多角的に紹介します。

収蔵品紹介

二川宿(1)

二川宿は、東海道33番目の宿場町として、近隣の農村から現在の場所へ人々の住まいを移転させ、また隣の大岩村を「加宿」とすることで計画的に整備されました。
このコーナーでは、二川宿の成り立ちと町並みの整備について、当時の絵図やジオラマ・遺跡からの出土品などで紹介します。

1階展示室

2階に引き続いて二川宿コーナーと本陣コーナーをご覧ください。また、体験コーナーでは「すごろく」や「コマまわし」などの昔の遊びや、浮世絵の多色刷り版画の体験などができます。

二川宿(2)

宿場町は、「本陣」・「旅籠屋」など宿泊施設とともに、問屋場が置かれ物流を支えていました。また、人々や物資の往来が増えると、それらを扱う商家も増えて町はにぎやかになります。
このコーナーでは、二川宿のにぎわいをジオラマで再現するとともに、富裕な商人たちを中心に花開いた町人の文化を紹介します。

本陣

江戸時代に、参勤交代の制度が確立すると諸大名は1年ごとに江戸と国許を往来しました。本陣は、大名や幕府の役人公家などの宿泊、休憩所として利用されました。その豪華さは、庶民の旅籠屋とは比べ物になりませんが、経営はいつでも順調とはいかなかったようです。
このコーナーでは、本陣に宿泊した大名の「大名行列」の様子や、本陣の調度品・宿帳などを紹介します。

収蔵品紹介

体験コーナー

さまざまなコマや、すごろくなどの昔の遊びや、多色刷りによる浮世絵のづくりなどが体験できます。

企画展示室

毎年春夏秋冬の季節にあわせ、江戸時代の交通やこの地方の歴史・文化に関する特別なテーマに基づく企画展を開催しています。常設展とあわせてご観覧下さい。
企画展の展示内容については、企画展のページをご覧ください。

建物

江戸時代の宿場の姿を現代に伝える、「二川宿本陣」と「旅籠屋 清明屋」は資料館の敷地内にありますので、展示とあわせてご覧いただけます。

二川宿本陣

二川宿本陣は、文化4年(1807)から明治3年(1870)まで本陣職を勤めた馬場家の遺構で、改修復原工事により主屋・玄関棟・書院棟・土蔵等を江戸時代の姿に復原し、大名や公家など貴人の宿舎であった建物を一般公開しています。

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旅籠屋「清明屋」

旅籠屋「清明屋」(はたごや・せいめいや)は、江戸時代後期から明治まで二川宿で旅籠屋を営んだ倉橋家の遺構で、改修復原工事により主屋・繋ぎの間・奥座敷等を江戸時代の姿に復原し、一般公開しています。

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