9月9日は「重陽(ちょうよう)」といい、菊の花によって邪気を祓う日とされていました。この考えは方は古代中国から伝わったもので、陽数(奇数)が重なるときは不吉な日と考え、とりわけ大きな陽数の「9」が重なる日を重陽といいました。旧暦の重陽は菊の咲く時期でもあるので「菊の節句」ともよばれ、菊に長寿を願う行事として国内に広がりました。
当館では、かつて上流階級で行われていた菊の着せ綿や、この地方の女の子がオカヅラ草や竹筒から作ったオカヅラ人形を再現し、重陽の節句について紹介します。
また、地元ボランティアの協力により、秋をモチーフにしたつるし飾りや折紙の作品も展示します。
〔菊の着せ綿・オカヅラ人形〕
令和7年9月6日(土)~9月15日(月・祝)
〔つるし飾り・折紙作品の展示〕
令和7年9月6日(土)~9月23日(火・祝)
※画像は過年度の展示風景です。